これからさら美味しく甘くなるパイナップルは一般的には夏が収穫のピークです。
特に熱帯地域では一年を通じて栽培されていますが、通常、夏から秋にかけての季節に最も豊富に出回ります。
日本のパイナップル輸入量はフィリピン産が9割超を占めていました。
しかし2021年ごろから台湾産が輸入されるようになり、お店でも見かけるようになったと思います。
フィリピン産に比べ、値段は約2倍くらいしますが、糖度が高いうえ繊維がやわらかく、芯まで食べられると人気になっているようです。
パイナップルは、その甘酸っぱい味と独特の風味で人々を魅了する、栄養価の高いフルーツです。
この記事では、パイナップルの健康への利点や美容によい栄養成分について紹介していきます。
栄養素が豊富
- ビタミンC
免疫力を強化し、抗酸化作用を持つビタミン。
パイナップル1カップには、およそ78mgのビタミンCが含まれています。1日に必要な量:男性90ミリグラム 女性75ミリグラム - マンガン
骨や結合組織の形成に関与し、抗酸化作用もあります。
パイナップル1カップには、約1.5mgのマンガンが含まれています。1日に必要な量:男性2.3ミリグラム 女性1.8ミリグラム - ビタミンB6
代謝をサポートし、神経系の健康を維持するのに役立つビタミンです。
パイナップル1カップには、約0.2mgのビタミンB6が含まれています。1日に必要な量:男性1.3ミリグラム 女性1.3ミリグラム - 食物繊維
便秘を予防するのに役立つ食物繊維が豊富に含まれています。
パイナップル1カップには、約2.3gの食物繊維が含まれています。1日に必要な量:男性25~38グラム 女性21~25グラム - フルーツ酸
パイナップルの特有の酸味をもたらし、消化を助ける効果があります。※フルーツ酸は通常、果物や野菜に含まれていてバランスのとれた食事を摂取することによって必要な量を十分に摂取できるそうです。
これらの栄養素が、パイナップルが健康的で栄養価の高いフルーツと言われる理由なのですね。
(1カップ:カットしたひとかけ〈小〉15g~16gくらいを10個くらい)
免疫力強化
パイナップルに含まれるビタミンCは、風邪やインフルエンザなどの病気から身を守るのに役立ちます。
また、抗酸化物質(ビタミンCやマンゴスチンといったポリフェノール)も豊富に含まれており、細胞ダメージを防ぎ、健康を維持するのにもよいのです。
進学や就職で新しい生活を始めた方も多いと思います。気づかないうちに疲れがたまることもありますよね。そんなときの免疫力をサポートする食品の一つとしてパイナップルを取り入れるのもよいでしょう。
消化酵素が豊富
消化酵素であるブロメラインは、食物の消化を助け、消化不良や胃腸の不調を軽減するのに役立ちます。
ブロメラインはパイナップル独特の酵素であり、芯や茎に多く含まれています。
パイナップルの美容効果
パイナップルには肌の健康に重要な栄養素が豊富に含まれています。
コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力性を維持するのに役立ちます。また、抗酸化作用もあり、美肌効果も期待でき、酸化ストレスから守ることができます。
パイナップルは水分が豊富であり、適切な水分補給は肌の健康維持に重要です。
十分な水分摂取は肌のうるおいを保ち、乾燥を防ぎます。
パイナップルに含まれるブロメラインという消化酵素は、消化を助ける働きがあります。
消化がスムーズに行われることで、代謝が改善され、肌の健康にも良い影響を与えます。
パイナップルに含まれるフルーツ酸は、古い角質を取り除き、肌を明るくする効果があります。これにより、肌のトーンを均一化し、輝きを与えることができます。
総合的に見て、パイナップルはビタミンCや水分、消化酵素、フルーツ酸などの成分が豊富に含まれていて、これらは肌の健康や美容に良い影響を与えると考えられています。
ただし、個々の肌質や体質によって異なるため、効果は個人によって異なる場合があります。
パイナップルの選び方と保存方法
パイナップルを選ぶときは、果皮がやや柔らかく、香りが良いものがよいでしょう。
また、成熟したパイナップルは軽く押すと果皮が少ししぼむ程度であることが理想的です。
保存する際は、冷蔵庫の野菜室で数日間保存するか、切ったパイナップルを密閉容器に入れて冷凍する方法があります。
まとめ
パイナップルは、その独特の味と栄養価の高さから、健康的で美味しい選択肢として毎日の食事に取り入れると良いでしょう。
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